国語で一番厄介な問題。
2024年6月06日
国語のお悩みで多いのは「文章読解能力がない」「時間がなくて文章を最後まで読み切れない」「記述問題を毎回空欄にしてしまう」などですが、その一方で「一番厄介な問題」を知らず知らずのうちに放置していませんか?それは「選択問題」です。「選択問題でいつも外してしまう」という悩みをご相談される方はほとんどいないのですが、記述問題を空欄にしがちな生徒さんはその裏で、意外と選択問題もボロボロだったりするのです。これは国語の総合力がないことを意味しますが、ただ記述の空欄の方が印象として強く残りますので、そればかりに焦点が注がれたり、また、「選択問題のミスはたまたま」みたいに甘い認識があったりもしますから、「選択問題よりやっぱり記述問題克服が優先だよね」と皆さん判断しがちになってしまうのですが、本当の国語力を早い段階で身につけたいなら、まずは「選択問題で落とさない」を最優先すべきなのです。選択問題とは勘で選ぶものではなく、国語総合力に人間力が加わりやっと回答をひねり出せる(選べる)ものなのです。決して「チャチャっと選ぶ」という類のものではないのです。
ですから「記述ができるようになったね」以上に「選択問題で外さなくなったね」の方が「その生徒さんの国語は成長している」と私は判断するのです。
次回は(選択問題で外さなくなるコツは有料レベルなので、このブログ内での詳細な説明はできませんが)「外さないコツ」の一部をご紹介したいと思います。